2021年全日本ラリー選手権第3戦(実質2戦目) ツール・ド・九州20201 IN 唐津!

今日は先週行われた2021年全日本ラリー選手権第3戦 in 唐津 のレースレポートをお届けします。

・開催日程 2021年 4月9から11日

・開催地 佐賀県唐津市周辺

・主催者 モータースポーツクラブ グラベル、JMRC 九州 ・路面 ターマック

・エントリー 全日本クラス 49 台 内 JN1 10 台

・走行距離 総距離 282.93km スペシャルステージ 66.72km ロードセクション 216.21km

・天候 9.10.11 日とも晴れ

・気温 4度から25度程度

・リザルト JN1クラス リタイヤ(新井敏弘)

今年は 例年通り 4 月第 2 週に ツール・ド九州イン唐津が開催された。

さすがに コロナの影響で無観客となっていたが それでも サービスパークには結構なお客様が来ていた。

 また 関係者としてステージに見に来られる人もいて 何箇所かはギャラリー用の場所として提供されていたようだった。

チームとしては 大輝が海外ラリー参戦のため今回欠場となっているので 1 台だけのエントリーとなった。

今後 WRC にも参戦予定なので 何戦かはコロナの影響で 出場できないラリーがでそうだ。

今回 少し変則的なラリー形態となっていた。 普段は土曜日朝から 全車で唐津神社での参拝を済ませてから ラリーが始まるのだが 今回は午前中に救急救命講習会が行われ その後 2 時からスタートという形がとられた。

そのため 土曜日はサービスが途中に無く 車両にダメージを負うとそのまま走らなければならないため 気を引き締めて行かないと少しのダメージが 大きなタイム損失になる可能性があった。

今回 事前テストをうまく出来 車両のセットアップも決まり SS1 からトップタイムを記録することができた。

しかし 今回ヤリスもスコダも決まってきたようで 5 キロ弱走って 2 秒の間に 5 台が入る激戦となった。

続く SS2 でも前半調子よく、タイムも期待できたのだが 後半リヤの踏ん張りが弱くなりスピンしてしまった。

かなり頑張っていただけに悔やんでも悔やみけれないが、 攻めた結果だから仕方がない。

そのままリヤから土手にヒットしてしまいマフラーと リヤのアライメントが狂ってしまった。

ロードセクションでアライメントを目視で合わせたのだが それでも合わせきる事ができず、そのままの状態で残りの SS 2本を走る事になった。

この 2 本で 10 秒ほどビハインドとなってしまい、 スピンと合わせると合計 30 秒ほどトップと離されてしまった。

リヤ周りを重点的に修理するメカニック。

今回 4 名のディーラーメカニックが参加してくれたが みんな一生懸命作業してくれた。 そのお陰もあり大きな作業が在ったにもかかわらず ペナルティーを負うことなくサービスアウトできた。

続く 2 日目。

この日も天候がよく 車両は完璧に仕上げてもらったお陰で 最初から全開で攻める事が出来た。

2 日目最初の SS で 3 番時計となりスコダ 2 台に何とか食らいついていたのだが 流石に低速コーナーが続くところは難しい。

そして 2 本目で 何とゴール手前2km付近でガス欠症状が出てしまった。 実は この兆候が前日のガソリンケージに出ていた。

普段より多めにガソリン量が出てしまうので 重量をギリギリまで減らすために予備の量を減らしていたのだった。

その為 コーナーリングが長い所で息つきが出てしまい ゴール手前では殆ど惰性で下るほどガソリンが無かったようだ。

これにより エンジンの中にダメージを追ってしまい 次のセクションの最初の SS は 3 番時計で走りきったのだが 次の SS のスタートでエンジンが壊れてしまった。

今回 ヤリスも完璧に走りきり そしてスコダもドライバーが 慣れてきて本当の意味での激戦となった。

スコダが1,2となり その後にヤリスが3,4番と続いた形となった。

スコダはどこでも速くまた壊れないためこれから先かなりの脅威となることが分かった。

しかし ヤリスに関しては 未だ熟成が進んでいない 奴田原選手が 3 位に入ったことは驚きだった。

そして、大きなコーナーが続くコースは明らかにヤリスが速く、 逆に小さいコーナーが続くコースはWRXが有利に感じる。

しかし、これからもっと熟成させ これから先のラリーに備えたいとおもいます。

アライモータスポーツ 新井 敏弘

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新井選手 たいへん、お疲れ様でした。

今回は限界ギリギリまで攻めて車が悲鳴をあげてしまいましたね。

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