新井選手から2020年全日本ラリー選手権第9戦ラリー北海道の報告がありました!
今回は1,2フィニッシュ!!おめでとうございます!
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開催日程 2020年9月12日~13日
開催地 十勝帯広周辺
主催者 JMRC北海道 AGMSC北海道
路面 グラベル(一部ターマック)
エントリー 全日本クラス42台 内JN1 7台
走行距離 総距離874km スペシャルステージ107.7km
ロードセクション766.3km
天候 12日 曇り 13日雨所々曇り
気温 10度から20度程度
リザルト JN1クラス 優勝(新井大輝) 2位(新井敏弘)
今年のラリー北海道はコロナの影響で無観客だった。また全日本ラリー自体も他のラリーが悉くキャンセルとなり、実質3戦目のこのラリーだが残りが1戦のみとなり非常に重要視される事となった。
またステージ自体の距離も短くなり北海道らしい雄大なハイスピードコースではあるがスプリントラリーの様相を呈していた。
今回SUBARU TEAM ARAIとしては前回の丹後ラリーと同じ車両をグラベル仕様に変更して持ち込んだ。
事前テストも本州で1回とラリー前の木曜日に1回と十分な走り込みとセッテイング出しを行えた。
例年だと金曜日の夜からラリーはスタートするのだが今年は無観客のため土曜日の朝からのスタートとなった。
それでも例年と変わらす4時に起き6時スタートと早朝からのラリーとなった。
まずヌプリカケという高速な幅広路面のSSからスタート。距離は12km強。
昨年と全く同じコースなのでタイムの比較は出来る。
ここで私の車両が6分57秒1となり昨年より2秒遅いタイムとなった。多分先頭ゼッケンのため路面の砂利掻き役となっていたためだ。2番手スタートのヒロキはそれでも少し砂利がなくなるため1.8秒早いタイムを記録した。
それでも総合で何とか2番手3番手につけた。
次のSSは今年初めて使用されるヤヨイ。距離は9.27km
コースは難しくハイスピードの場所と中速コーナーが続く場所とキャラクターが完全に分かれる。そしてクレスト(丘)も多く前が見えないコーナーが続くためかなりテクニカルで難しいコースだ。
ここで私がベストタイムで上がるがヒロキの0.2秒差のセカンドベストで上がり差はほとんど変わらなかったが、総合では1.2位と順位を上げることに成功した。
そして給油をはさんで毎年恒例の陸別サーキットを1本走った。
ここでは完全にオーバースピードで走ってしまい2秒ほどロス。またヒロキは無難にまとめていた。しかし鎌田選手がスーパーベストタイムを出し2番手3番手に下がってしまった。
ここでサービスを挟んで午後のループに戻った。
午後は砂利も履かれてタイム差は無くなると思いきやまたもやダンロップ勢に1.2番手を取られてしまった。
これで2番手ヒロキ、3番手私の順位は変わらないがトップとの差が少しひらいてしまった。
ほとんど同じような走り方になるのでタイムもほとんど変わることがない。
次のヤヨイで私がベストタイム、ヒロキが2番手タイムでその差をつめて3.5秒差魔できた。
次のヤヨイで私がベストタイム、ヒロキが2番手タイムでその差をつめて3.5秒差魔できた。
しかし次の陸別ではまた鎌田選手がスーパーベストタイムを記録しその差を7秒まで広げられてた。
サービスを挟んで最後のループがヌプリパケとヤヨイの2本。逆転すべく全開での走行を行った。
ヒロキがベストタイム、私が3番手タイムとなり、ヒロキが5.9秒差の2番手私がトップから7.7秒差の3番手となった。
しかしこの日最後のSSがヤヨイ。ここは鎌田選手が不得意としている場所なので逆転の可能性は十分にある。
そのため2台と渾身の走りをした。
タイムはヒロキが5分58秒8、私が5分59秒1と0.2秒差で走り切った。
その後鎌田選手のタイムを待っていると14秒ほど遅い。途中に壊れた塗装区間がありそこでリヤのドライブシャフトを折ったようだった。
これにより2日目、ヒロキがトップスタート、私が2番手で2秒追って走ることとなった。
また鎌田選手はトップから8秒差の3番手でスタートすることとなった。
2日目は朝から雨が降っていたのでそれほど砂利掻き役の必要はなかった。
チームとしてはどちらが勝っても良い訳なのだが、負けず嫌いな性格なため最初から逆転をするべくプッシュした。
ヒロキも同じようにプッシュしたのだが1本目は1.6秒私の方は速かった。
これでその差は0.6秒となった。逆に鎌田選手は滑り易い路面にてこずり12秒ほど差がつくことになった。
続くパウセカムイは例年使っているところ。ここは全く雨が降っておらず全走者の埃が気になるところだったが影響はあまりなくここで0.4秒差のタイムとなり1位と2位の差が1秒で最初のループを終了した。
そして最後のループはサービスを挟んで始まった。
ここも1本目と全く違い雨で物凄く滑る状態に変化していた。
ラリーの難しいところはどれくらい滑るか分からないところに経験と勘で走らなければならない所。
スタートして心が折れるくらい危険な思いをしながらコーナーを抜けていく全走者のラインが結構道から落ちているのが見ても分かる。
さすがに息子を追いかけて道から落ちるわけにもいかず、少しマージンを取ってしまった。
その差がそのままタイム差に表れて1.9秒差負けてしまった。
これでトータル2.9秒差となり最後のSSで逆転するのは不可能になってしまった。
しかし最後まで手を緩めることはせず全開でせめたがちょっとしたトラブルによりここでも2秒ほどまけてしまいトータル4.8秒差でヒロキが優勝、私が準優勝とチームとしては最高の形で終わることが出来た。
今年はラリーが日程変更で移ったりそのラリーが最終的にキャンセルになったりとチームとしてもテストも集中できない状況の中で非常に難しい状況にいる。
しかし今のアナウンスでは第3戦だったツールド・九州IN唐津が全日本としてスケジューリングされている。
現在、ポイントランキングではヒロキがトップで私が4位だがその差は4点ほど。
最終戦で勝ったクルーが年間チャンピオンになることからチームとしてもこれに全身全霊を傾けて頑張りたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。
アライモータースポーツ 新井敏弘
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