スポンサー契約をしている新井敏弘選手から報告レポートを頂きました!
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開催日程: 2019年 9月20日~22日
開催地 :北海道十勝周辺
主催者 :AGMSC北海道 JMRC北海道 その他
路面 :グラベル(一部ターマック)
エントリー:全日本クラス47台 内 JN6クラス10台
走行距離:総距離749.08km スペシャルステージ167.11km
ロードセクション493.98km
天候 :20・21・22日とも晴れ。DRYただし場所によりWET
気温 :8度前後から24度前後
リザルト :JN6クラス 3位
今年もシリーズで天王山となるラリー北海道が開催された。
ただ例年と違うのはポイント係数が2倍とならず1.5倍に小さくなったことだ。
これによりここでの優勝が大きくシリーズポイントにかかわることはなくなった。
とはいえ、優勝することによりポイントを多く加算できることには変わりない。
この時期の十勝地方は寒すぎず暑すぎず、過ごし易い気候だ。
それにも加えてNHKの朝ドラの影響でホテルや飛行機が混雑していた。
今回SUBARU TEAM ARAIは私とひろきの2台体制で臨んだ。
ポイント的に私が3位、ひろきが4位となりスタート順も前後することから、メカニックも普段より増やし万全の態勢で臨んだ。
先ず金曜日の午後のラリーショーから開催され、毎年恒例のファンの方々と交流が図られた。
特に今年は沢山のファンの方に来ていただき本当にありがたかった。
先ずSS1は例年通り川原のステージから始まった。
ここは埃がひどく3番手のスタートの私でも全く前が見えずに苦戦し4番手タイムとなった。そして土曜日の朝から本格的なラリーがスタートした。
まずはじめに陸別のSSから始まった。
ここでも4番手タイムでトップから1.6秒ほど遅れてしまった。
続くSS3から本格的な林道ステージとなる。
ここではひろきがベストタイム、私が2番時計となりこの時点でワンツーフォーメーションを組んだ。
そしてSS4でもひろきがべストタイム1.6秒差で私が2番時計で後続との差を広げていった。
しかしひろきはジャンプで飛び過ぎ背中を強打して痛みと闘いながらのドライビングとなっていた。
そしてサービスを挟んで同じループを行った。
同じようなタイム差で行き、結局1日目を終えてひろきがトップ、私が15秒差で2番手3番手との差は10秒ほどで終わった。
そして迎えた2日目最初のSSでひろきと私にトラブルが発生した。
昨日サスペンションを壊したひろきは私のスペアを使用したためハンドリングが決まらずジャンクションでブレーキロックからエンジンが止まり再スタートに手間取り10秒ロス。私はインターコムトラブルでペースノートが全く聞こえずここで3、4秒のロスとなってしまった。
これにより後続の選手との差が格段に詰まってしまった。
そして運命の次のSS。
個々は前半6kmがグラベル 後半7kmがターマックとなっており昨年もここで逆転できずに離されてしまった。
今年も同じことにならないように気合を入れて挑んだ。
しかしこの7kmでキロ1.5秒負けてこのSSだけで3番手の選手に10秒も離されてしまった。
ここで逆転を許し3番手に落ちた。
ひろきも同じように負けて2番手の選手との差が10秒以内となった。
次のSSからお尻に火がつかない限りハードなプッシュを行った。
しかしひろきが1番手スタート、私が2番手スタートの為ほとんどが砂利掻き役となってしまった。そのため次のSSでも秒差で負けて差が広がった。
この時点で5秒ほど逆転されてしまった。
その後のSSも負けはしないものの大きく差を詰めることができず実質林道の最終SSで本当のマキシマムアタックで4秒ほど離し、川原の最終SSを残し0.9秒差まで詰めることに成功した。
しかしこの川原の最終SSは実質1.3キロほどの距離の為無理なことは分かっているが逆転すべく出来るだけの事をして挑んだ。
そして迎えた最終SSで0.3秒詰める事は出来たが結果0.6秒届かず3位で終了となった。
ひろきは危なげなく全てのSSを走り切り今期3勝目をあげた。
これによりシリーズポイントは私がトップに躍り出たが依然としてひろきが有利な状態となっている。
今年は6戦の有効ポイントなので上位3名はすでにフルポイント加算されているため2位以上などでポイントが加算され以前のポイントが引かれるため多くても2,3点の加算に留まるのだがひろきの場合は4戦分しか加算されていないため残り2戦分フルにポイントが加算されるためかなり有利な状況だ。
残り2戦チームとして全力を尽くしてワンツーフォーメーションを組めるよう頑張っていこうと思っている。
今後とも応援よろしくお願いします。
アライスポーツ 新井敏弘
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