福岡では、家の玄関先や店舗の入り口に、ユーモラスな猿のお面が掛けられていることがあります。
申年でもないのに…。。一体これはなんでしょう??
答えはここにありました。 福岡市早良区藤崎にある 『猿田彦神社』。
ここで毎年 「庚申(かのえさる)の日」(年6~7回)しか手に入らない、結構レアな縁起物のお面なんです。
普段は静かな神社ですが、庚申の日はこの猿面を求める参拝客で長蛇の列ができるそうです。
祀られているのは 「猿田彦大神」。
猿田彦大神は、天照大御神の命により 天孫降臨した ニニギノミコト を道案内したという神様で、それ以来、導きの神、道案内の神様として慕われているとか。
狛犬ではなく猿がお出迎え。凛々しい表情です。
参道の脇にも、赤いほっかむりをした猿が。。
そして猿は 「災いが去る(サル)」に通じるとされ、玄関に飾っておくと、火難や災難を防ぎ、幸福を招くと信じられています。 それで、玄関に猿のお面を掛けてお守りにしていたんですね。
複数掛けている、こんなところも。。
お面は、博多人形の職人が、1つ1つ手作りしているそうです。
本当は、外から災難が入ってこないよう睨みをきかせているらしいのですが、なんとも愛らしい表情ですね。
これからも、穏やかな表情のまま、見守って欲しいものです。。
福岡へお越しの際は、クールな猿のお面を探してみては?
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