2018年全日本ラリー選手権第9戦 ラリーハイランドマスターズ 新井選手報告!

全10戦の全日本ラリー選手権で1戦を残してシリーズチャンピオン獲得となった新井選手より報告頂きました!

チャンピオンおめでとうございます!!

次戦は最終線、新城ラリー(11/2-4)です。

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2018年全日本ラリー選手権第9戦 ラリーハイランドマスターズ

開催日程 : 2018年10月13~14日

開催地  : 岐阜県高山市周辺

主催者  : MCSC(松本カースポーツクラブ)JMRC長野その他

路面   : ターマック(一部グラベル)

エントリー: 全日本クラス55台 内JN6クラス9台

走行距離 : 総距離342.01km スペシャルステージ87.28km

ロードセクション254.73km

天候   : 13.14日とも曇り。ただし13日夜に雨のため14日朝はWET部あり。

気温   : 8度から24度前後

リザルト : JN6クラス 優勝

全日本選手権第9戦としてMCSCラリーハイランドマスターズが岐阜県高山市周辺で行われた。

今回で46回を迎え日本では一番歴史のあるラリーとして開催された。

コースも乗鞍岳から高山市内に向かう国道につながる林道をメインで1日目、そして2日目は御岳山近くまで移動しハイスピードの林道を使用するという例年と大きく変わらないレイアウトとなっていた。

そして今回シリーズチャンピオンをとるため最低4位には入らなければならず事前テストも十分行いラリーに挑んだ。

実は今回YOKOHAMAタイヤが新しいタイヤを投入した。事前テストではキロ0.8秒ほど速くなるようだった。そのため今までターマックではDUNLOPの後塵を拝していたのがどれくらい勝負できるかも期待が膨らんでいた。

しかしラリーが行われる水曜日になんとライバルである勝田選手が事故で鎖骨を骨折してしまったとの情報が入った。

どうも火曜日に林道で行ったテスト中に一緒行ったメンバーが安全確認をせずにコースに侵入してしまい正面衝突してしまったようだ。

さすがにこれでは出場できずシリーズチャンピオンに向けてガチンコ勝負を望んでいただけに少し肩すかしを食らってしまった。

これによりシリーズチャンピオン獲得はかなり楽になったがそれでも最低4位には入らなければならずシリーズチャンピオン獲得のため4位を狙うか?それとも優勝を狙って全開で攻めるか二者択一を迫られた。

気持ち的にはやはり優勝してシリーズチャンピオンを決めたいため最初少し様子を見ながら走る作戦をとった。

早朝(AM6:00)からギャラリーがサービスパークに詰め掛けた。

ラリーが始まると今回の新しいタイヤのグリップがかなり高くコントロール性も優れているのが実感できた。

さすがにSS1は様子を見たため3番手タイムだったがSS2ではベストタイム、SS3では僅差の3番手ということで最初のセクションを終えて2番手でサービスに戻ってきた。

そして午後のセクションでも大きな差はつかず1日目を終えて2番手。

トップの蒲田選手とは6.3秒差で終了した。この差は最初のSS1の差がそのまま残った感じだった。

そして2日目。

夜に雨が少し降り、山の中では木々の下の林道を濡らしていた。

そんな中、全社ドライタイヤでスタート。

かなり危ない思いをしながらも走り3番手。ここで少し差をあけられてしまった。

しかし次のSSで波乱が起きた。なんと、鎌田選手のミッションが壊れてしまった。さすがにコース脇にとまった車両を見つけた時は動揺してしまった。

そしてその後は奴田原選手との一騎打ちとなりこのSSで3秒ほど勝ち差を7秒ほどつけた。

今年は沢山のギャラリーがSSにも詰め掛けた。ターマックタイヤでグラベルを走るため車の動きが大きく楽しいようだ。

2日目の2回目のセクションでは最初のSSで1.3秒ほど負けてその差が3.9秒。しかし次のSSで4.2秒ほど勝ちトータル8.1秒差となった。

そして最終SS。ここは無理せず安全に走りトータル5秒差で今期5勝目。そしてシリーズチャンピオンも獲得することが出来た。

今回ヨコハマタイヤさんに良いタイヤを用意してもらったことによりデビューウィンできたのは本当にうれしい。

これでやっとターマックラリーでのビハインドがなくなりドライ路面での勝負が可能になった。

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

アライモータースポーツ  新井 敏弘

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新井選手、ご報告ありがとうございます。

最終戦も頑張ってください!

応援しています!!

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